BGMを再生しますか?
Yes
No
※一部、ボイスが流れます
獅子雄
「ここは……どうですか? 痛みがあれば言ってください」
あなた
「ぁ……気持ちいい、よ。でも気持ちよすぎて変な声が出ちゃう……から、恥ずかしい、けど」
獅子雄くんの手で全身をマッサージされていた私の身体は、すっかり蕩けていた。
獅子雄
「恥ずかしがらなくていい……ここは、そういう場所ですから」
獅子雄
「身も心も自分に委ねてください。あなたはただ命じればいい……気持ちよくしろ、と」
獅子雄
「それに命令はあと2つ残っています。……他にしてほしいことは?」
獅子雄くんもこう言っているし、夢から覚めるためにも、私は思いついた望みを口にした。
あなた
「もっと気持ちよくなりたいの。だから……えっと。キスして?」
俯せのまま、彼は私の髪をさらりと避けて、うなじにキスをする。
獅子雄くんは私の反応をうかがいながら服を脱がせ、露わになる肌に、順に唇を寄せていった。
私の同意を待たずに、獅子雄くんは口を開き、舌での奉仕を始めてしまう。
獅子雄
肌を掠めていくだけの感覚が、吐息交じりの濡れたキスに変わり、思わずぎゅっとシーツを握りしめた。
あなた
「や、それも……何か、変……ぁ。もっと……」
獅子雄
「は……自分もこのままあなたを噛んでしまいそうだ。3つ目の命令を――自分に、ください」
©2024 EXNOA LLC developed by CYBIRD